Boa noite!!
昨日はとっても面白いカンファレンスに行ってきました。
知ってる人も多いはずのTED Talk.
いろいろジャンルのエキスパートたちがあるテーマについて壇上でトークするイベントで、ネットでもたくさん見れる。だいたい一本20分くらいで、日本語字幕もあるやつもけっこうある。
英語がわかるようになってから、TED Talkを良く見るようになった。英語の練習にもなるし!面白くないと勉強できないので、TEDは一番いい勉強材料。
3日ほど前、カンファレンス等をちゃんとチェックしてるジャマイカ人のナタリーから、TEDがリスボンであるよ!行こう!とお誘いを受けたものの、チケットはすでにSOLD OUT。
でも、会場は家から徒歩20分。当日、いちかばちか行ってみよう!!!ということで、開始10分後にダメ元でのぞいてみたらなんと1席余ってる!!(ちなみにナタリーは体調不良で来れず)ということで、ラッキーにも参加できました。
トークをした人はAnastasia Dedyukhinaという女性。
(日本語字幕を見つけられなかった!)
彼女はConsciously digitalという団体の発起人。ウェブサイトはこちら。https://www.consciously-digital.com/
テーマはNeuroscience of Digital Distruction。日本語でいうと、要するにスマホ依存が私たちの脳神経にどんな影響を与えているのか、ということ。これはそのときのイベントのポスター。
最近よく話題になっているし、デジタルデトックスの宿で働いたこともあって、こういうテーマに触れる機会は多い。
仕事柄、お客さんからの問い合わせのメッセージにはすぐに返さなくちゃ!!と、携帯は常にチェックしていたけど、実際、そんなにすぐに気づく必要のない情報にも気を取られて、集中力がとても落ちてることに気付き始めていたので、このトークをきっかけに、もう少し自分のペースを守ろうと思いました。
彼女のリサーチによると、現代人は1日平均約221回、携帯をチェックしているらしい!!!
そして、私たちの脳みそは明らかに退化している。特に記憶力。
たとえば一つの単語をグーグルで検索。1つのグループは通常通り。もう一つのグループは、検索履歴が消える仕組みになっていることを事前に知らされて検索。結果はもちろん、通常通りのグループは、その単語のつづりをほとんど覚えていなかったのに対して、後者のグループは単語をより正確に覚えていた。だってすぐに履歴から見れるし!
Google mapも同じ。もしもGoogle mapがなかったら、もっと一生懸命脳みそを使って道を覚えようとする。
便利なのは悪いことじゃないけれど、せっかくの脳みそ、なるべく使ってあげないとなぁ、と思いました。(私は極度の方向音痴です)
ネットからの情報にたいしてわたしたちの脳はドーパミンを出す。ほかのことをやっていても、メールがきて、ちょっと気がそれる。そこから他の情報に飛んだり、あれもこれもとクリックして、、気がついたら2時間!なんてことも?
こんな感じで私たちの脳みそはドーパミンが常に出ている状態になっているそう。
そして、このドーパミンが出ている状態だと、なにが起きるかというと、このドーパミンが出ている間は私たちの創造力を発揮する機会が極端に減少するんだって。
ふとしたひらめきって、ネットをしているときにはなかなか生まれないのでは?という話。うん、たしかに!
でも、もちろんインターネットのおかげで世界中の人たちと繋がれて、本当に素晴らしい時代だと思う。
なにごとも、ちゃんとバランス良く使う事が大切ですね!
携帯にコントロールされるのではなくて、携帯と自分の距離を自らコントロールし続けられるように、これからも気をつけようと思いました。
そして、こんな首都ならではの面白いイベントに参加できて、リスボンがもっと好きになりました!
さて、明日は初のKOMBUCHA作り、、わくわく。(知らない人も多いと思うので、またブログに書きます)
Até amanhã!