今日はお昼は33℃まで上がり、真夏日。
3月くらいからときどき暑い日がやってきて、みんなこぞってビーチで1日お昼寝、が定番のリスボンっ子たち。いままでは夜になるとグッと冷え込んで、ジャケットが欠かせなかった。
でも、今日はこの時間(夜の9時半)になっても、夜風がぬる〜い!!
CASA NATSUKOをこのアパートに構えて初めての夏。
キッチンのお庭に面した窓からぬるい夜風がふわ〜っと入ってくる。ついつい1人でテンションが上がって、冷やしていた白ワインをこんな時間に開けまして、ブログを書きながら香港からのゲストのチェックイン待ち。
3回目の夏 in リスボン。
今日はイギリスからやってきていたおじいちゃん2人組のチェックアウトをお見送りして(お礼にネコのキーホルダーをくれた!ファットキャットクラブの仲間入りのしるしらしい。ファット、、)そそくさとサーフィンしにコスタダカパリカへ。
いつもは友人の車で行くことが多いのですが、みんな起きるのが遅いので、さっさと1人でバスでレッツゴー。風が強かったけどなかなかいい波でした。満足。
大好きなGGやZéにも会えて、どんどんポルトガルが好きになっていくのを感じた日曜日の朝。
横のカフェで、サーフスクールの先生をしてるリカルド(リカルドっていっぱいいます。)の人生相談を聞きながら、バナナチーズトースト(バナナとチースをパンで挟んだホットサンド。外はカリカリ、中はとろとろで絶品!)を食べる。サーフスクールの先生は、ここ5年で競争率がかなり上がっていて、お給料は下がる一方。車が壊れて直すお金もないらしく、いまはサーフィンのサマーキャンプに毎日フェリーで通いながら働いている、もう42歳だからそろそろ安定した収入が欲しい。と日焼け止めで真っ白な顔で真剣に語ってた。
夕方になると混むので、今日は早くバスに乗ろう!と1時半ごろリスボン行きのバス停へ。
バス停はすでに行列!ほぼ地元のおじいちゃん&おばあちゃんたち。なぜなら彼らは月額20€でどこへでもバスに乗り放題なのです。なので天気のいい日はみんなこぞって朝からビーチへ繰り出す。パラソルと保冷ボックス(お弁当持参)を持った半袖短パンのおじいちゃんたちに挟まれて、ガンガンポルトガル語で話しかけられながらいつくるか分からないバスを待つこの時間、けっこう好き。そして毎年恒例のこの状況、去年よりだいぶ会話が成り立っている自分のポルトガル語の進化に1人ニヤリと嬉しくなる。人間には、聴覚、嗅覚、視覚、などの感覚の中でそれぞれに得意分野があるそう。きっと私は聴覚の人なんだと思う。言葉がわかったり、好きな音に出会ったりすると、なんとも言えない高揚感があるのです。
すぐにきた1台目のバスは、満員で乗れず、次のバスを待つこと約30分。やっときた!若干あいまいな順番で並んでいたので、いまいち誰が先なのかよくわからない状況で乗り込みスタート。すると、後ろから強気なポルトガル人女性、あのじじいは今割り込みした!!だの、わたしはあんたの先だった!!だの、結局みんな乗れたのだけどバスに乗ったあとも大声で喧嘩騒動。わっさわさの車内でわたしはひっそり横の席の75歳おばあちゃんの日々の日課を聞きながらリスボンへ帰りましたとさ。(起きてすぐにりんごを食べる、朝10時と午後2時〜2時半の間にコーヒーを飲む、など)ちなみになんで年齢を知ってるかというと、私何歳だと思う?って聞かれたので。この質問、ポルトガルのおじいちゃんおばあちゃんからよくされる。
あー夏の海ってこんな感じだったなぁ〜〜と、ものすごく強い日差しから逃げるようになるべく日陰を探して歩いた、夏の始まりを感じた日曜日でした。
日本の夏は始まったかなぁ〜。