Boa noite!
先日、リスボンに戻ってきて久しぶりに観光ガイドのお仕事をしてきました。
1日だけのリスボン滞在!ということで、朝からベレン、サンペドロアルカンタラ展望台とマーケットでお買い物、リスボン大聖堂、トラムにのっておみやげスポット、A vida portuguesaでお買い物〜というコース。1日乗車券(7ユーロ)を購入していたので、バスやトラムも乗り放題。
朝9時にロシオ広場に集合して、バスと電車でベレンへ。ジェロニモス修道院は10時からオープンだったので、ゲストさんはほぼ1番のりで入れて、ガラガラでゆっくり見れたそう。その間に私はエッグタルトを買いに。そしてもちろん食べる。日本に1ヶ月帰国していて、唯一恋しかったポルトガルの食べ物がこのエッグタルトでした。(もちろんワインも。あ、パンも)相変わらず美味しかった。朝から観光客で大にぎわいのPasteis de Belem。そんな中、地元の小学生が社会科見学に来ていたみたいで、店員さんがなにやら楽しそうに、子供達に説明をしてた。
店員さん「1日にエッグタルト何個売れているでしょう〜?」
小学生たち「300個!」「1000個!!」「3000個!!」
店員さん「正解は、23000個だよ!」
小学生「えぇぇぇぇ〜そんなに〜すご!!ザワザワ〜〜」
というやりとりが繰り広げられていました。23000個、、すごい。
いまやお客さんの大半は観光客で、いつもお店の前には行列がずらり。でも、やっぱりここはポルトガルの中でも歴史があって本当にみんなに愛されてるんだなぁ。
さて、ベレンの塔と発見のモニュメントを廻って、リスボン中心地へ。「消臭力のCMに出ていた展望台に行きたいんです!」というリクエスト。全然知らなかったけどうちから5分のサンペドロアルカンタラ展望台がそのロケ地だったらしい。ベレンからここまで移動はバスで20分くらい。時刻表がないリスボンですが、この日は全てのバスやトラムがタイミングよく到着してくれて、なんとも神がかった1日!!!
そして、展望台のすぐ横、プリンシペリアル公園では、クリスマスのハンドメイドマーケットがあっていて、たまたま、この日はわたしも大好きでいくつか持っている、イタリア人の女の子が作っている陶器のピアス屋さんが出店してた!ゲストさんも、とってもかわいいブルーのピアスをお買い上げしてました。写真とっておけばよかったな。
さてさて、そこからバイシャシアドという中心地を歩いて通り抜け、教会のステンドグラスが見たいというリクエストに沿って、リスボン大聖堂へ。
いつも通り教会の入り口を入ると、目の前に大きなパソコンが2台、そして不思議なオフィスのような受付が現れた!!え??なんかあってるのかな!?
と思ってそこにいたお姉さんに質問してみると、まさかの先週から入場料を支払わなくちゃいけなくなっていました。おひとりさま4ユーロ。
う〜ん。教会に入るのに4ユーロは高いよね、、ということで諦める。
どんどんと観光地化が進んでいるリスボン。色々なものが高くなっているし、有料化していくのは、しょうがないことなんだろうけど、でも、素敵な、厳かな雰囲気の教会の中に、ださい巨大なパソコンとスクリーンの受付コーナーを作るのはちょっとセンスなさすぎる気がして残念。
そのままトラム28番に乗って、アルファマの街を一周して、終点の一歩手前、Intendenteで降りてA Vida Portoguesaでお買い物。
ここはなんでもあって、値段も良心的。紙袋もかわいいのでお土産には本当におすすめ。ポルトガルのお土産やさんにならぶ小物たちがMade in Chinaや別の人件費が安い国で作られたものがいっぱい流通していることを懸念した、当時ジャーナリストだったポルトガル人女性が、伝統あるポルトガルのものだけを置く、というコンセプトで2004年にお店をオープン。いまはポルトとリスボン合わせて5店舗くらいある人気店。新しいものから伝統あるもの、お菓子や食器、アクセサリーまでなんでも揃います。リスボンに来た際はぜひのぞいてほしい。
午後3時には案内も終わって、スーパーで大好きなムール貝(1kg 2€)をゲットしてそそくさとお家へ。ムール貝もりもりのパスタにしてワインと一緒にいただきました。あぁ、海沿いの街バンザイ。
久しぶりに観光案内すると、リスボンの街の変化が感じられて面白かった。素朴な地元の人たちと歴史ある街。古き良き文化や生活と、観光とのバランスを取るのが難しい時期なんだろうなぁと感じる。そんなリスボンで日々生活できていることが嬉しいし、やっぱりポルトガル好きだなぁとしみじみ感じます。観光ガイドの依頼をしてくれた女子力の高いかわいいゲストさんに感謝!
そしてもちろん、町中はクリスマスムード。クリスマスマーケットや巨大なクリスマスツリーでみんな浮かれてる感じ。つられて私もウキウキする。
独身貴族が多いわたしの周りの友人たち。クリスマスは家族のもとに帰るのが定番。そんな友人たちと明日は我が家で久しぶりのクリスマスディナーです。楽しみ!
Até amanhã!