屋久島でいちばん記憶にのこった場所、屋久島フルーツガーデン。Googleマップにのっていてどうしても気になったので行ってみることに。
ここは屋久島の南部に位置していて、中心地からは車で約1時間半かかる。観光客もあまり訪れないエリア。うっそうとした森、くねくねした道を突き進むと、到着〜!車一台も止まってない!
入り口でそうじしてるおじいちゃんが「いらっしゃい〜まっすぐ行ってそこを右に行ったら受付があるからね〜」と、ほうき片手に付いてきてくれる。
受付の女の人に500円渡す。「園長が案内しますので〜終わったらここでフルーツを出します」ま、まさか!
やっぱりそうでした。そうじのおじいちゃんと思っていた方が園長さん。「足元が悪くてごめんなさいね〜気をつけてついてきてね」と、さっそく園内散策ツアーへ出発。
世界中のいろいろな植物がもりもりと育っている。ひとつひとつ説明してくれる園長さん。
20分くらい園内を歩いて回る。かなり広いけど、いまは園長さんひとりでお世話をしているらしく、これだけの植物をよくお手入れしているなぁと感心する一方で、通路の板がガタガタだったりと、少しだけ寂しい感じがした。
園長さんのお父さんの代から始めたここフルーツガーデンは、昔はジャム工場なんかもあったそう。でも、ここ8年は働き手もおらず、ジャム工場も閉鎖。ひとりで細々と見学しにくるお客さんのために続けている。時々海外からのお客さんも訪ねにくるとか。
最後に受付の女性が出してくれたフルーツ盛り合わせ。
すごい植物がいっぱいで、でもなんだか哀愁漂う、忘れられない屋久島フルーツガーデンでした。
人間に与えられた一番平等なものは時間だって最近好きな本によく出てくる。ここで流れる時間と、私の日々の時間、人それぞれ身体で感じる時間は全然違うんだろうな。いまここではどんな風に時間が流れているのかなぁと遠いポルトガルから思ったりします。おじいちゃん元気かなぁ。
後ろ髪をひかれながら次の目的地、海沿いの宿へ車を走らせます。
つづく。(長い笑)